超吸水タオル ”エアーかおる” メーカー直営店

エアーかおるの歴史

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 icon-book エアーかおるの歴史 : よいものには必ずドラマがある!!

●はじめに
岐阜県安八町に本社を置く浅野撚糸は、繊維産業の製造拠点が海外にシフトし、一時期業績が低迷していたが、特殊撚糸工法を用いたタオル『エアーかおる』が大ヒットし、最終製品を生み出して業績回復を果たした事例として、多くのメディアに取り上げられる。特殊撚糸工法は、繊維素材にやわらかさ、肌触りの良さ、ボリューム感、軽量性という感性や、吸水性、速乾性等の機能性を高いレベルで持たせることができ、さらに、その感性や機能が長期間持続する。

newface05●リピーターに根強い『エアーかおる』
『エアーかおる』は、三重県津市のおぼろタオル株式会社と共同で開発、2007年6月に販売を開始した。価格は、フェイスタオルで1枚1,000円とタオルとしては高価格帯であるにもかかわらず、百貨店や総合スーパー、カタログ販売などの販路開拓に成功し、数多くのリピーターから支持を得ている。50回程度出品している大手テレビ通販では、昨年5月に取り上げられた放送で、3時間弱の時間内に約1億2,000万円分もの注文が入った。『エアーかおる』の知名度が高まるとともに、伸縮糸等の特殊糸を生産する複合撚糸技術を高く評価され、大手繊維メーカー及びアパレルメーカーから引き合いは多い。たとえば、最大手衣服小売業者の大ヒット商品である機能ジーンズの撚糸は、同社が一手に引き受けており、工場はフル稼働を続けている。

 

nenshiki●糸を膨らませる特殊撚糸工法
撚糸とは紡績業における一つの工程であり、複数の糸をねじり合わせることをいう。
紡績メーカーなどから供給される糸は、強度がなく、太さが不均等であるため、不安定である。そのため繊維生地に加工するとき糸切れが起こりやすく加工がしにくい。強度を高め、太さを均等にするなど、糸を安定させて繊維生地を加工しやすくする工程が撚糸加工だ。また、繊維生地の多様化により、独特な風合いや表面感を持たせたり、収縮性などの機能を持たせることができる。ウール糸にポリウレタン(収縮性のある繊維)を撚り合わせた糸をストレッチ性のあるウール生地に使ったスーツがその一例。特殊撚糸工法とは、綿やウールなどの元撚り紡績糸を逆方向へ2倍撚る工法である。紡績糸は、微細な短繊維の束を撚り合わせ一本の糸にしたものであるが、織り編み工程に耐え得る強度な糸にするため、強い撚りを掛けたり、撚りが戻らないよう糸蒸ししたりするなどして、元撚りに固定されている。紡績糸を強制的に逆方向に2倍撚ると、元撚りに戻ろうとするため、繊維間に微細な空間構造を形成し、やわらかさ、肌触りの良さ、ボリューム感、軽量性等の感性や、吸水性、速乾性等の機能性を持たせ、長期間持続させることができる。

●栄光からどん底へ
1sansenmokei岐阜・尾州地域は木曽三川の水資源に恵まれ、昭和に入りが紡績業者は次々と操業を開始した。紡績業者は、当初は撚糸工程も自社工場内で行っていたが、昭和30年代より撚糸工程を業務委託する業者が増え、近隣である岐阜県の西濃地域を中心に、撚糸業者が増加し、全盛期には県内に約800軒の撚糸業者が操業していた。浅野撚糸の創業1967年。業務は紡績の下請けにあたる賃加工が主。地元に工場をもつ大手紡績の下請けとして順調に業容を拡大し、約50社の協力工場を抱え、大手商社、大手メーカーとの取引もあり、撚糸業では全国屈指の規模を誇っていた。1980年代に入ると大手は安い人件費を求めて、東南アジアや中国などに製造拠点を移していった。県内の撚糸業はその打撃を受け、その数は激減。現在、県内には当社を含め20社程度となり、国内加工賃についても、創業当時から物価が向上しているにも関わらず、同額か少し下回っているなど、壊滅的な産業となった。そうした状況のなか、同社は難度の高い撚糸を手がけられるよう、1993年から協力会社とともに、各社合計約10億円の投資額を費やし、最先端設備の導入に力を入れて、技術力を築き上げた結果、ポリウレタンを用いた収縮性のある難度の高い撚糸加工の受注が増加し、2002年度では、過去最高の約7億円を売り上げた。しかし、海外製造の技術力も向上し、2001年には、大口の取引先から「発注は1年後半分、2年後はゼロになる」と通告を受けた。2003年、事業を縮小して、会社を存続させることを決断。同社には借入金がなく自主廃業する選択肢もあったが、協力会社には設備投資をした際の借金が4000万円以上残っている。早期退職を募り20名の社員が去って、10名が残った。

mint●運命の出会い「ミントバール」
撚糸は撚りのかけかたや方向、使う糸の種類や番手などにより、限りない組み合わせがある。実用に至る組み合わせは微々たるものであるが、海外技術に負けない、誰もやったことがない撚糸を開発しようと、深夜まで開発に取り組み、開発として活かすことができそうなものは何でも試し、1ヶ月に70程度の試作したこともあった。そんな中、2003年運命的な出会いがあった。以前より取引のあったクラレトレーディングの技術者から「なんとか使い物にしてほしい」とミントバール(水溶性糸)が送られてきた。同年11月よりミントバールを使った撚糸工法の開発を開始し、クラレトレーディングとの共同で、2004年に特許を申請、2009年に登録となった。新しい撚糸工法は、糸の種類や番手、撚糸条件など、いろいろな撚糸加工をしてみると驚くほどの伸縮性が生まれる。当初は、メンズスーツや肌着に採用されるなどして、「特殊撚糸」は市場へ投入された。

oboro●運命の出会い「おぼろタオル」
過去の経験から、撚糸加工賃の下請けでは受動的生産で、やがて受注は減少する。この開発を長期的な収入源にするには、自ら最終製品を持つ方法がある。「特殊撚糸」を採用して商品化に取り組んでくれる企業を探したが、簡単には出合うことはできなかった。2005年、たまたま参加した取引銀行の企業マッチングで、もう一つの運命的な出会いが生まれた。当時のおぼろタオル株式会社も、タオルの生産拠点が海外に移転した影響で受注が減少した同じ境遇を持った下請け企業。もともとは、伸縮性のあるタオルを作ろうと、タオルの経糸と横糸に「特殊撚糸」を用いるよう依頼したところ、誤ってパイル糸に織り込まれた。その出来上がったタオルは、ふっくらと柔らかくて、吸水性抜群。こうして『エアーかおる』が誕生した。 その後、4,000枚超の試作を経て、量産化し、岐阜県大垣市役所内の新聞記者クラブにて、プレス発表を行い、2007年6月に販売を開始した。

img0355●念願の最終製品で市場化
撚糸業である同社は、最終製品を販売する人材とノウハウがない。同社社長の浅野雅己自らが営業することとなった。このときの経験をこう語る。「このとき営業の辛さと怖さを初めて味わいました。飛び込み営業で、見ず知らずのところへ行って頭を下げるのですが、まずは断られます。関西のタオル屋さんにアポイントが取れて行った時は、先客がいたので『外で待っててくれ』と言われて、立ったまま待つこと1時間。ようやく『どうぞ』と言われて入ったら、『ウチはブランドタオルしか扱わん。これが千円なの?絶対に売れへんな。』と、たった5分程度の立ち話で終わりました。(笑)」
2009年、おぼろタオルとのタオル事業が、経済産業省の新連携事業に認定された。国の支援を受け、パンフレットやPRビデオ、年2回開催される「ギフトショー」に毎回出展し、徐々に認知度が上がっていった。

 


  icon-book  エアーかおる年表


平成15年 クラレと「魔法の撚糸」の研究開始平成16年 クラレとの共同開発により「魔法の撚糸」の発明に成功平成17年10月 銀行主催のビシネスマッチングにておぼろタオルと出会う
岐阜県産業経済振興センターより事業可能性評価委員会「評価A」を認定平成18年1月 おぼろタオルに「魔法の撚糸」を用いたタオルの開発開始平成19年3月 4,000枚の試作を経て、完成したタオルを「エアーかおる」と名付け商標を登録
平成19年6月 大垣市役所内の記者クラブにて、プレス発表を行い、6月28日に販売開始
平成19年7月 東海ラジオ:小島一宏モーニングあいランドで浅野雅己が約15分の電話生出演
メ~テレ報道番組『UP!】に取り上げられる
大規模展示会「インターナショナル・ホームファッションフェア」に出展
平成19年10月 大手ベビーアパレルである株式会社ファミリアが採用決定
平成19年12月 経済産業省よりタオル販売事業を「新連携認定事業」に認定
メ~テレドキュメンタリー「長い助走」放映平成20年4月 フジテレビドラマ「ラスト・フレンズ」第一話にエアーかおるが登場
USA特許取得
平成20年7月 大規模展示会「ギフテックス」に出展
累計販売数 5万枚突破
平成20年8月 最大手テレビ通販「ジュピターショップチャンネル」に採用決定
平成20年10月 日本国特許取得
大手雑貨店「東急ハンズ」全店舗採用
累計販売数 10万枚突破平成21年2月 大規模展示会「ギフトショー」に出展
平成21年3月 元気なモノ作り中小企業300社「キラリと光るモノ作り」に中小企業庁より認定
平成21年5月 累計販売数 20万枚突破
平成21年6月 三越通販「定番物語」に採用決定
平成21年10月 累計販売数 30万枚突破平成22年4月 大手量販店のイトーヨーカ堂が採用決定
平成22年5月 大垣市役所内の新聞記者クラブでプレス発表を行い、「エニータイム」販売開始
平成22年6月  メ~テレ報道番組『UP!】に再度取り上げられる
累計販売数 40万枚突破
平成22年7月 上海事務所開設
平成22年8月 上海国際ギフト展日本ブース出展
テレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」に取り上げられる
平成22年9月 累計販売数 50万枚突破
平成22年10月 楽市楽座APEC国際見本市に出展し、3日間でエニータイムを900枚販売
平成22年10月 NHK東海「おはよう東海」に取り上げられる
上海万国博覧会出展
平成22年11月 岐阜県知事よりエニータイムが「飛騨・美濃すぐれもの」に認定

平成23年2月 日本国特許取得(ループパイル織編物)
平成23年6月 中国特許取得
東海テレビ「スタイルプラス」に取り上げられる
平成23年7月 テレビ東京「ものスタ」、テレビ東京7スタ「Bratch!」に取り上げられる
岐阜県活性化ファンド補助事業に採択
平成23年12月 累計販売数 100万枚突破

平成24年2月 大規模展示会「ギフトショー」に出展(エアーかおるデオ「ナデシコ」発表)
平成24年3月 岐阜県観光連盟より岐阜県観光土産品に推奨される
平成24年5月 岐阜県清流国体オフィシャルサプライヤーに認定
BSフジ「アジアの風」に取り上げられる
最大手テレビ通販「ジュピターショップチャンネル」 累計販売枚数40万枚突破
平成24年6月 大規模展示会「コスメ東京」に出展
平成24年9月 大規模展示会「ギフトショー」に出展(エニータイム「ディープインパクト」発表)
戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)に採択
平成24年12月 中部科学技術センター振興賞(準グランプリ)表彰
平成24年12月 中国南通兆宏特種繊業有限公司設立

平成25年1月 累計販売数 150万枚突破
平成25年2月 大規模展示会「ギフトショー」に出展(エニータイム「ディープインパクト」発表)
平成25年3月 文化放送ラジオ 「くにまるジャパン」に浅野雅己が出演
平成25年6月 大規模展示会「コスメ東京」に出展(エクスタシー XTC 発表)
平成25年7月 中京テレビ「キャッチ」放映  スギちゃん取材
平成25年8月 累計販売数 180万枚突破
平成25年9月 大規模展示会「ギフトショー」に出展(エクスタシー XTC 発表)
平成25年9月 第5回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞受賞
平成25年9月 小規模事業者活性化補助金 採択
平成25年12月 エアーかおる流通枚数累計200万枚突破

平成26年2月 日本アトピー協会推奨品認定
平成26年4月 文部科学大臣科学技術賞技術部門受賞
平成26年10月 エアーかおる流通枚数累計260万枚突破
平成26年12月 第28回中日産業技術賞 特別奨励賞受賞

 


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